WOODPROは建設現場で使い古された杉足場板をアジのある内装用素材として再生販売。エコカッコイイ国産の天然素材です!
弊社独自の製法により新しい雰囲気の杉足場板を古材っぽく加工したものを「鉄サビ塗装」と言います!
ご使用いただく前に「鉄サビ塗装」について知っていて欲しい点をまとめているので一度チェックしてください!


●経年変化について
古材風の商品に限らずなのですが、弊社の商品は無垢材を使用しているので段々と経年変化が起こります。
鉄サビは施工直後はグレイッシュな印象ですが、無塗装の杉材同様に時間が経つにつれて経年変化が進み、より古材に近い自然な木材の色へ変化していきます。
一般の塗装仕上げ商品(木材の表面に塗膜を張って塗料を固定させたもの)とは違い、木材の内部に浸透し色変化をした商品となりますので商品特性をご理解の上、ご利用ください。
初期のグレイッシュな状態をより長くきれいに保ちたい場合は、クリアオイル等の浸透型の塗料を上塗りされることをおススメします。(例:リボスアルドボス、ワトコオイル(クリア))


左 : 【before】   右 : 【after】
経年期間 : 約6年  仕上げ : リボスアルドボス
結構な頻度で歩くのでよく見ると表面が凸凹しています。


左 : 【before】   右 : 【after】
経年期間 : 約3年  仕上げ : 無塗装


左 : 【before】   右 : 【after】

左 : 【日に当たる箇所(床)】  右 : 【当たらない箇所(壁)】 ※比較用として右側に経年前の板を置いています。
経年期間 : 約3年  仕上げ : 無塗装
使用箇所の条件によって経年具合に違いがありました!


左 : 【before】   右2枚 : 【after】
経年期間 : 約1年  仕上げ : リボスアルドボス
壁面だけに傷もなくとてもキレイです。

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●色抜けについて
「鉄サビ塗装」は特性として酸性のものに弱い傾向があり、ワインなどをこぼすと濡れた部分だけすっぽりと鉄サビのグレイッシュな色が抜けてしまいます。
そういった可能性のある部分(カウンター材等)でご使用いただく時は十分ご注意ください。

下の図のように、鉄サビ塗装のままの面(左側)とオイル塗装を施した面(右側)に2か所ずつ様々な液体をこぼし、
すぐに拭き取った場合と6時間ほど放置した後拭き取った場合とで、色の抜け方に差が出るのかを見てみました。

●水道水

水道水は色抜けなしでした。
写真ではわかりにくいですが、放置すると範囲が広がって縁の部分が水染みになったので、こぼしてしまったときはすぐ拭きとってください!
そのままとオイル塗装との違いは特に確認できませんでした。

●レモン果汁、白ワイン

レモンのように強い酸性だと、すぐに拭いても色が抜けてしまいました。
白ワインはすぐに拭いた場合、オイル塗装してある方が色抜けの程度が抑えられています。

その他にもいろいろな液体で試してみましたが、すぐに拭き取った場合であればオイル塗装済みの方が色抜けの影響は少ない傾向がありました。
粘度が低いものほど時間が経つと色抜けの範囲が広がりますので、万が一何かこぼしてしまった場合はすぐに拭き取ることをお勧めします。


●タッチアップについて
では、もし上記のように色が抜けてしまった場合はどうタッチアップ(補修)すればいいのでしょうか?
鉄サビ塗装に使用している塗料は冒頭でご案内した通り独自の製法になるのでタッチアップやメンテナンス用の塗料を販売していません。
以前鉄サビ塗装と似た色味のWAXでタッチアップ試験をしたブログがこちらです!
>>【タッチアップ試験について】
他にも、アクリル絵具で似た色味を調合する方法がありますが違和感なく仕上げようと思うとかなり難しかったです。
上記ブログ内でもあるように、タッチアップが上手くいったとしてもそこからさらに経年した場合、元板とタッチアップ部分との差が出てしまうので、広い面へのタッチアップはあまり現実的ではありませんでした。
まずは色抜けが起こらないようにしていただくことが一番の対策です。

補修とはまた違う方法なのですが、色のあるオイル塗料を上から塗ってガラッと雰囲気を変えてしまうのも、また違った楽しみ方が出来るので個人的にオススメです。

以上、ご検討材料として少しでも参考になれば幸いです!

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